太陽光発電システムのしくみは簡単

個人住宅用太陽光発電システムは、自宅の屋根とベランダに太陽電池を設置して自家発電により家庭の電力を賄い、あまれば関西電力に売電する「逆潮流あり」のシステムである。一見複雑そうであるが、実は次のようなものが設置されているだけである。
(1)屋根およびベランダに設置した太陽電池パネル(太陽電池モジュールを組み合わせたもの)
(2)太陽電池から発生する直流の電気を交流に変換するインバータ
(3)売買のための電力メーターなど
この太陽光発電システムのある一日の暮らしは次のようである。まず、朝は、人が起きる前の日の出ごろ、周りが明るくなってくるとシステムは自動的に起動する。始めは出力は小さいが、徐々に出力が上がってくる。日の出になると、売電用のメーターがくるくる回って電力会社への逆潮流が自動的に始まるのである。

太陽エネルギーはこんなに凄い

午前十時ごろには、すでに出力は約一キロワットに達し、約七五%が逆潮流する。昼ごろ、人が仕事をしている間も太陽光発電システムは誰もいなくても快調に発電し、ピーク電力時にせっせと電力系統に余剰電力を供給している。休日の昼間に、この売電用のメーターを見てみるとよいだろう。目に見えて太陽光発電システムのすごさがわかるだろう。日没ごろ、インバータの出力は自動的にオフになる。このように、わが家の太陽光発電システムは全自動運転なのである。よく、太陽光発電システムは、「太陽電池の掃除が大変だ」といわれる。大抵の人は、太陽電池モジュールの表面にゴミがたまるので、そのゴミ掃除が一週間に一回くらい必要ではないか思っているのである。太陽電池モジュールにつくゴミなどの汚れによる出力低下は、日本の場合、最大で三%程度である。しかも日本では、週に一度位は雨が降るので、雨がシャワーの役目をして汚れは洗い流され、発電出力は回復する。したがって、実用上掃除の必要はないのである。太陽光発電システムを設置して以降、まったくゴミ掃除をしていない人だっているのである。

自家発電体験者の声

私は午前五時十分に目覚めた。ベランダに出ると朝焼けに輝く東の空にちょうど太陽が昇るところである。さっそく洗面所にいってインバータをのぞいて見る。「おっ、出てる。出てる」実は、昨日、私は日本で初めて実際に生活している個人住宅に。「逆潮流あり」の太陽光発電システムを設置したのである。顔を洗った後、屋外の計量装置をチェックする。すでに電力会社への逆潮流が自動的に始まっている。わが家の屋根を見上げると、出力1.4キロワットの太陽電池パネルが、朝の日ざしを浴びて輝いている。まったく気分爽快な朝である。こうして、私の太陽光発電住宅での生活が始まった。当初は、予算の関係で発電量が1.4キロワットの太陽電池しか設置できなかったが、その年の年末のボーナスでベランダに0.4キロワット分の太陽電池を増設した。その後、2年数ヶ月が過ぎたが、現在までわが家の太陽光発電システムはまったくのメンテナンスなしで快調に電気を発生させている。この聞、私の生活は太陽電気力によって激変したのである。

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